日本ハム・栗山英樹監督(56)が25日、札幌ドームで行われたエンゼルス・大谷翔平投手(23)の“サヨナラ会見”に出席。今後は大谷専属の「ヤジ将軍」となることを宣言した。

 本拠地マウンドから大谷が投げた最後の一球を受け取った指揮官は、本人から、エンゼルスの背番号「17」のサイン入りユニホームを受け取り「世界一の選手になってこいよ!」と激励。「本当に世界一になってほしいというか、そうなれると信じたからこのタイミングで出すわけで」と背中を押した指揮官は、同時に大谷専属の「ヤジ将軍」になる決意も表明した。

「ここからは(大谷に)嫌なことを言う係にならなければいけない。本人にもそれは伝えてあるので、たぶんLINEとかでイラッとするメッセージが入ると思う。ただ、これは誰かがやらなければいけない使命だと思っているので、しっかりやります」

 たとえ近い将来、エンゼルスがワールドシリーズを制覇しても「本人が中心になって優勝させなければ意味がない」と断言する栗山監督は「LINEは返さなくていいから。イラッとするっていうことは、本人の頭に入るわけで、そこでしっかり考えなさいと」と大谷の既読スルーを了承。その怒りをしっかり受け止めて生き馬の目を抜くメジャーで戦うための糧にしてくれ、と最後の親心を見せた。