西武は巨人にFA移籍した野上亮磨投手(30)の補償について、14日までに人的補償を求める方針を固めた。渡辺久信シニアディレクター(SD=52)はすでに「選手を獲るよ。金銭のみではない。(辻監督は)投手と言ってるが、うちの戦力になるなら野手もありうる」と明言しているが九分九厘、投手を獲る方向で意思を固めたようだ。

 現在、球団は西武ホールディングス(HD)にここまでの経緯を報告するとともにピックアップした選手について慎重に調査を行っている。12球団一厳しいと言われる西武の社内コンプライアンスに照らし合わせて当該補償希望選手が基準をクリアできるかどうか、各方面から身辺調査を行っている模様だ。

 問題がなければ巨人・鹿取GMが米ウインターミーティングから帰国する15日以降にも迅速に返答することになる。