阪神新助っ人ロサリオ支える最強データマン

2017年12月14日 16時30分

 阪神は13日、ウィリン・ロサリオ内野手(28=韓国ハンファ)を獲得したと正式に発表した。契約は年俸300万ドル(約3億4000万円)の1年契約で背番号20。助っ人外国人の来日1年目の年俸としては球団史上最高額とみられ、主砲としての活躍が期待される。今季まで所属した韓国球界からは成功間違いなしのお墨付き。その理由として力強い援軍の存在を明かした。

 契約を締結したロサリオは自身のツイッターでユニホームを着た写真をアップする“フライング発表”後、球団を通じ「来季から日本でプレーすることにとてもわくわくしています」とコメントした。

 今年はキャンベル、ロジャースの外国人野手を獲得した阪神だが、思ったような活躍ができなかった。それだけに片岡ヘッド兼打撃コーチも「右打者で長距離を打てる打者なので軸として期待している。クリーンアップを打ってほしい」と力を込める。

 2016年から韓国のハンファでプレーし、今季は119試合で打率3割3分9厘、37本塁打、111打点。この大活躍の裏には母国・ドミニカ共和国で放送リポーター、ラジオ司会者をしている兄のモイセス・ファビアン氏の存在があると韓国球界関係者は証言する。

 ロサリオとは異母兄弟だが、関係は良好。そんなファビアン氏は母国で11年間、アマチュア野球の経験があり、現在は「戦力分析員」の肩書も持つ。韓国で同じ部屋に暮らし、本業で母国に帰国している時以外は弟の出場する試合はすべて観戦。「何球目に打ったか」「どこに飛んだ何塁打だったか」と熱心にメモを取り、ロサリオと試合を振り返るという。就寝前に試合の映像を分析するのが日課のロサリオには頼もしい助っ人だ。

 野球経験者のファビアン氏のアドバイスは的確で、韓国1年目の開幕直後は外角の落ちる球に手を焼いていたロサリオが「ファビアン氏の分析と助言で5月以降は別人のように打っていた」と韓国メディア関係者。ファビアン氏は日本にも帯同する予定で、阪神にとっても心強い援軍となる。

「KBO(韓国野球委員会)の成績が評価され、日本での新しいチャレンジをつかむことができたので、このKBOでの経験を糧に自信を持ってプレーしたいと思います」とも話したロサリオ。最強のデータマンを味方に米大リーグ通算71本塁打、韓国ではわずか2年で70本塁打した大砲が日本球界に殴り込みをかける。(金額は推定)