藤川球児 来季も“汚れ役”OK 敗戦処理もやる

2017年12月11日 16時30分

来季もチームのために貢献するという球児

 阪神の元守護神・藤川球児投手(37)が2年連続の「汚れ役」を“歓迎”している。

 虎復帰2年目の今季は中継ぎとして52試合に登板し、3勝0敗9ホールド、防御率2・22。桑原、マテオ、現守護神ドリスの「必勝方程式」が確立されたこともあり、シーズン中は“敗戦処理”まで再三引き受けてきたが、来季についても「僕だからどうこうはない。チームが勝つために任されたところで全力を尽くしたいから、何でもやる。阪神に復帰した時から『敗戦処理でも何でもやる』と言ってきたでしょ。来年もその気持ちは一緒。それだけ実績あったら…とか言う人はいるけど気にしない。過去は関係ない」と言い放った。

 普通なら敗戦処理は実績のない若手などが務めるケースは多いが、阪神では藤川が、リードした場面も含めて起用されている。ある意味、実績あるベテランにはつらい仕事なのにもかかわらず、この措置を2年連続のモチベーションとして“消化”するという。

 それだけではない。プロ17年間で通算225セーブを挙げ、守護神としての「名球会」入りも期待されてきているのだが、これにも「まったく関心はない。自分なりの目標はあるけど正直、数字、記録は何でもいいんですよ。名球会を意識してたのなら、僕はメジャー(13年から3年間)に行ってませんよ」と改めて断言した。

 名球会入り条件となる通算250セーブは抑え投手の名誉。年齢面も加えると確かに全盛期の力は衰えたが、来季再び守護神として地位をつかめばチャンスはあるはず…。だが、その色気もないというからどこまでも殊勝だ。

 かつての大投手なら「何でオレがこんな仕事をやらされるのか!」と不満の一つも出るところ。その真逆を自ら望んでいる藤川に、金本監督ら首脳陣は「今の抑えに有事が発生した場合は、球児に期待している」と声を大にしている。2年連続の「汚れ役」でもV奪回に欠かせないピースとなりそうだ。