DeNA・今永昇太投手(24)が6日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4400万円増の年俸8400万円でサイン。2年目左腕は大幅増に「初め数字を見たときは自分がこんなにいただいていいものなのかと思ったが、それと同時に責任も感じた」と笑顔で話した。

 今季は24試合に登板し11勝7敗、防御率2・98をマークし、チームの勝ち頭にもなった。CSではプロ入り後初の中継ぎとしてブルペンに入るなどフル回転。日本シリーズでも、勝ち星こそつかなかったが、圧巻の投球を披露した。さらに侍ジャパン(U―24)の代表にも選出され、アジアプロ野球チャンピオンシップ制覇に貢献するなど、飛躍の一年となった。

 それでも「やっぱり一年間通して振り返ると、波があったかなと思う。一年間、ローテを守った投球にしては寂しい数字。特にイニング(148)に関しては、来年はもっともっといけるんじゃないかと思う。勝ち星にもこだわっていきたい」と反省し、さらなる精進を誓った。