「何も主張できません」大減俸の藤浪全面降伏

2017年12月02日 16時30分

藤浪は4000万円ダウン

 阪神・藤浪晋太郎投手(23)が1日、契約更改交渉に臨み、4000万円減の年俸1億2000万円でサインした。制球難に苦しみプロ入り後、初の不振による二軍降格も経験。3勝5敗、防御率4・12と屈辱の成績で5年目を終えた右腕は「技術的に狂ったところを戻せなかった。先発ピッチャーの仕事は年間ローテを崩さず、しっかりイニングを投げること。そこをしっかり達成できるようにやっていきたい」とリベンジを誓った。

 自身初の大減俸について「妥当かなと思う」と口にしたように交渉は“全面降伏”。交渉役の谷本修副社長兼球団本部長(53)は「本人は『会見で上がったと言おうかな』と言っていたが、冗談を言えるくらいがいい。実際は甘い下げ幅ではない。相当下がったなと感じているはず」と明かしたが、査定結果を真摯に受け止めていたという。

 そればかりか「今年の成績では何も主張できません」と年俸交渉以外の要求も“封印”。7勝止まりで初のダウン更改となった昨年は球団規定を1年前倒ししての“退寮&一人暮らし”を認めさせ、さらに「サプリメントを常備してほしい」と選手会役員として環境改善を球団側に直訴するなど、言うべきことは言うという姿勢だった。

 しかし「自分のことだけでなく、チームの施設などについてもいろいろ考えているタイプなので言いたいことはあったはず。でも自分の今の立場を考えて控えたのだろう」(チーム関係者)とふがいない成績に終わった今回ばかりは全面降伏するしかなかったという。

 このオフの自主トレでは全国の施設を訪ね、自己研さんを図るつもりの藤浪。金本知憲監督(49)は「ダウン? 取り返せばいい」とゲキを飛ばしたが、来季は“発言権”を取り戻すためにも完全復活といきたいところだ。(金額は推定)