15年ぶりに古巣・西武への復帰が決まった前楽天・松井稼頭央外野手兼テクニカルコーチ(42)の選手登録はこれまで通り「外野手」となる。

 一方で鈴木葉留彦球団本部長(66)はテクニカルコーチとしての役割を「彼の技術を教えてもらう。走塁もそうだし、スイッチヒッターだし、守りであれば内外野守れるので総合的なものを教えられる。まだ若いですから選手にいいアドバイスができる」とより選手に寄り添った指導に期待を寄せた。

 また「抹消した時にはどうするのかはしっかり詰めて話をしなきゃいけない。松井本人にも確認して話は進めています」(鈴木本部長)とシーズン中に一軍選手登録を外れた場合の扱いについて最終確認を行っているという。

 松井を含め杉山、許のOB3人が復帰した来季の組閣は以下の通り発表された。

◆一軍
 監督=辻発彦(59)、作戦コーチ=橋上秀樹(52)、投手コーチ=土肥義弘(41)、西口文也(45)、バッテリーコーチ=秋元宏作(49)、打撃コーチ=嶋重宣(41)、阿部真宏(39)、内野守備・走塁コーチ=馬場敏史(52)、外野守備・走塁コーチ=佐藤友亮(39)、選手兼テクニカルコーチ=松井稼頭央(42)

◆二軍
 監督=潮崎哲也(48)、野手総合コーチ兼打撃コーチ=高木浩之(45)、投手コーチ=杉山賢人(48)、許銘傑(40)、バッテリーコーチ=野田浩輔(39)、内野守備・走塁コーチ=黒田哲史(42)、外野打撃コーチ兼守備・走塁コーチ=赤田将吾(37)、育成コーチ=星孝典(35)