大谷メジャー挑戦正式表明 二刀流は「そういう環境がないと挑戦もできない」

2017年11月11日 13時12分

メジャー挑戦を表明した大谷

 日本ハム・大谷翔平投手(23)が11日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見を行い、今オフのメジャー挑戦の意思を正式に表明した。

 グレーのスーツに母校・花巻東カラーである紫のネクタイ姿で会見に臨んだ大谷は「昨日、球団から容認と温かい言葉を頂いて改めて来年以降、アメリカの方で頑張りたいということを報告します」と切りだした。

 200人を超える報道陣、30台のカメラの前で「入団して5年間、ファイターズでお世話になりました。自分が2つやってきたことが球団、日本球界にとって本当にプラスなのかと思ったこともあった。入団当初から温かく応援してくださったコーチ、チームメート、球団、栗山監督…いろいろな方に支えられながら前に進んでこられた。感謝しかない。5年間いろいろとありましたが、本当にファイターズに入ってよかった」と感謝の言葉を並べた。

 メジャーでも継続が予想される二刀流については「最初はボクとスカウト、栗山監督のごく少数の方たちだけが思い描いていた二刀流ですが、5年間にわたって多くの人たちに応援していただき、自分だけのものではなくなった。そういう人たちの分も頑張ってみたい。(メジャーに)そういう環境があるのかどうか分からないので、まずは話を聞いてみたい。そういう環境がないと挑戦もできない」と語った。

 そして、移籍先を選ぶポイントとしては「自分はまだまだ足りない部分の方が多いと思っている。自分をもっと磨きたい。そういう環境にぜひ行きたい」と、すぐに高い結果を求められるビックマーケットの名門球団より、どちらかといえばマイペースが認められ自由度の高いエリア、球団を志向するニュアンスを示した。

 また日本ハム在籍わずか5年、さらに故障明けというこのタイミングで移籍の道を選んだことについて「まだまだ不完全な選手。そういう状態の中でぜひ行ってみたいという気持ちが強かった。高校を卒業した時もそういう環境で自分を磨いたらどうなるのか、自分で興味があった」とした。

 ドラフトの目玉として、日本球界を経ずにダイレクトにMLB入りすると宣言した2012年オフの騒動から早くも5年。ドラフトで強行指名した日本ハム・栗山監督から「ウチを経由して行った方が絶対に翔平のためになる」と口説かれ翻意した曲折の道が、ようやく本来の目的に向かう時がきたようだ。

 大谷が5年間で残した成績は、投手で85試合に登板し42勝15敗、防御率2・52、624奪三振。打者として403試合に出場し打率2割8分6厘、48本塁打、166打点だった。