川藤OB会長が藤浪に「暴れん坊になれ!」

2013年01月25日 16時00分

 阪神の注目ルーキー・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)に川藤幸三OB会長(63)が猛ゲキを飛ばした。新人合同自主トレを視察し、言葉も交わした川藤会長は藤浪のスケールの大きさを感じ取った。将来は阪神をけん引する人材になる。だからこそ、さらなるノルマを突きつけた。ただの優等生じゃアカン!

 

 川藤会長が驚いたのは自主トレ初日(10日)、藤浪がブルペンで投球練習を始めた時だった。予定されたメニューではなく藤浪が自ら志願してのブルペン入りだった。

 

 川藤:どうして自主トレ初日からブルペンに入ったのか、聞いたんや。本人は「マウンドの傾斜を感じながら投げたい」と説明しとったけど、高校生が大したもんやで。与えられたメニューをこなすだけじゃなく、しっかりと自分の頭で考えて、それをコーチに伝えられるんやから。

 

 川藤会長は毎年、新人自主トレに何度も足を運んでいる。これまで数え切れないほどの新人選手の姿を見てきた。

 

 川藤:たくさんの新人を見てきたけど、人との接し方や言葉の使い方と本当に素晴らしい。これだけ、たくさんの報道陣に囲まれても動じないしな。ここまでしっかりしているのは今まで見てきた新人にはおらんかった。甲子園で春夏連覇をしとるわけだし、相当な力もある。でもな…。

 

 藤浪の礼儀作法、能力の高さは文句なしだ。しかし、川藤会長は注文をつけた。

 

 川藤:球団からも話し方とか指導されているんだろうけど…。ワシは優等生のままじゃイカンと思うんよ。もっと暴れてもいいんじゃないかな。暴れん坊になってもいいと思うんや。

 

「暴れる」とはどういうことか。川藤会長はこう説明した。

 

 川藤:プレーに荒々しさを出してほしいという意味もあるけど、ワシが言いたいのは、もっと自分を出してもいいということや。これまでも大物、スター選手になるような選手は1年生の時からそういう雰囲気を出していた。阪神で言えば掛布や岡田…。みんな新人なのに自分のやりたいようにやる、これは譲らない、という部分があった。藤浪にもそういうところがあってもいい。将来の阪神を背負う選手になってもらわなアカンのやからな。

 

 猛虎復活を強く願う川藤会長。その命運を握るゴールデンルーキーに対する期待は膨らむばかりだ。