菅野 ミスター顔負けの“迷言”

2013年01月24日 16時00分

 春季キャンプの一軍スタートが決まった巨人のドラフト1位ルーキー・菅野智之投手(23=東海大)が、ミスターも顔負けの“菅野語録”を連発し「やっぱり大物だ」とチーム関係者をうならせている。

 

 入団まで紆余曲折あったとはいえ、実力はアマ球界ナンバーワン。新人合同自主トレ第3クール最終日のこの日も大雪の影響で練習量が足りないと感じるや、伊藤トレーニングコーチに屋外での遠投を志願。キャンプ初日のブルペン入りを見据え、計算を立てて調整に励んでいる。質問者の方を向いてどんな質問にも答える誠実なメディア対応も好評で、ベテラン記者から「松井の新人時代を思い出す」という声も漏れる。

 

 これだけでもスターの資質は十分だが、最近チーム関係者を驚かせているのが“菅野語録”だ。実はこの日も、あの大スターをほうふつとさせる言葉が飛び出した。

 

 変化球解禁のタイミングを聞かれた菅野は「直球が自分のステータス。土台作りをしてから、変化球を試していきたい」と答えた。直球が基礎、または持ち味だと言いたかったのだろうが「ステータス」といえば一般的には立場や地位を指す。

 

 この話を聞いた古株のチーム関係者は、顔を見合わせ「まるでミスターみたいだね」と目を丸くした。

 横文字を使った名言(迷言)といえば巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄氏の代名詞。「失敗は成功のマザー」、肉離れを「ミートグッバイ」と言ったのは今や伝説だ。

 

 また、遠投の意味を聞かれた菅野は「球の回転を確認するという点においても、すごく大事」。これにも周囲は驚いた。「~という点においても…」というのは、伯父の原監督が好んで使う言い回しだからだ。

 

 ミスター、若大将、ゴジラ…。歴代の巨人スターが備えていたスターオーラを早くも放つ菅野。グラウンドでの活躍と合わせ、どんな大物に育つのか楽しみだ。