【ドラフト】巨人1位・鍬原拓也 グラブは母の好きな紫色に

2017年10月27日 16時30分

笑顔で胴上げされる鍬原

【ドラフト会議(26日、都内ホテル):1位の素顔と野望】「ほっとしている。小さいころ、憧れていたチームに入れてうれしい」と白い歯を見せた右腕は最速152キロの直球と120キロ台のシンカーが持ち味。マウンドでは感情を表に出すことなく、淡々と自らの投球をこなすことを信条としている。

 高校は地元の奈良を離れ、福井の北陸高に進学。今も遠く離れた東京で野球に打ち込むが、母子家庭で育ててくれた母を思う気持ちは人一倍の心優しき青年だ。奈良で暮らす母がなかなか観戦に来れない中、毎晩のように電話やLINEで連絡を取り合っているという。グラブも母が好きな色との理由で紫色のものを愛用している。

 中大主将で女房役も務める保坂捕手は「本当にお母さんを大事にしていて、プロに行くと決めたときも“お母さんに恩返ししたいから”としきりに話していました。プロではとにかく投げれる球団、使ってもらえる球団で、1年目から活躍したいと言っていた」とも明かす。本格的な親孝行はこれから。念願かなってプロへの扉を開いた鍬原は、さらなる飛躍を誓っている。