菅野は脳力も即戦力レベル

2013年01月22日 16時00分

 巨人のドラフト1位・菅野智之投手(23=東海大)の持ち味は“剛腕”だけではない。母校・東海大の野球部関係者は、菅野の打者の気配を見抜く洞察力にも「特Aランク」と太鼓判を押している。

 

 巨人の新人合同自主トレではルーキーが毎日、ホワイトボードに自分のテーマを書く決まりになっており、第3クール初日となった18日、菅野は「探究心」と書いた。「練習の流れ、やることはわかっている。1ランク上を目指して欲を出すという意味を込めて、この文字にしました」。ランニング、キャッチボールなど通常のメニューをこなしながら、間もなく始まるキャンプインに向け、着々と準備を進めている。

 

 27日から始まる選手合同自主トレでは、バッテリーを組むことになるであろう阿部と対面。一軍で活躍するには、Gの正妻とのコンビネーションが重要になってくるが、母校の東海大野球部関係者は「その点は問題ない」とキッパリ。

 

「菅野は剛速球が話題になりがちですが、実は配球論や、打者を見る能力も大変優れている。いざ会話を交わせば、阿部もびっくりするぐらいのレベルだと思います」

 

 阿部はよく若手投手を「よく考えて投げろ!」と叱りつけるが、どうやらカミナリを落とされる心配はなさそうだ。“野球脳”と豊富な知識でGの正妻に気に入られれば、いいスタートを切れるだろう。

 

 大学1年時は直球とスライダーしか投げられなかった菅野は、研究と努力を重ねカーブ、フォーク、カットと多数の変化球を操れるようになった「浪人時代もメジャーリーグの中継でダルビッシュ有(レンジャーズ)などを見ながら、『なぜこの1球なのか』を真剣に考えながら見ていた。現在試投しているワンシームもその影響から出てきた球。非常に努力家」(東海大関係者)

 

 本格始動を前に、菅野の評価の声は高まるばかりだ。