全快モリミチ吉見に愛の“お小言”

2013年01月20日 11時00分

 インフルエンザに感染していた中日・高木守道監督(71)が元気な姿を見せた。18日、愛知・豊田市内で行われた球団首脳陣とのゴルフコンペに参加。6日に地元のテレビ番組に生出演して以来、12日ぶりの公の場で、報道陣に「近寄ったらうつすぞ」とおどけてみたり、ティーショットが失速するミスには「インフルショットだ。ボールが風邪ひいとる」などと自虐的なジョークを連発して周囲の爆笑を誘った。

 

 そんな老将の表情がエース・吉見の話題になった途端に曇った。15日の合同自主トレで、選手会長の吉見が新人たちについて「この世界に入ったら年齢は関係ない。目立ったもん勝ちなんで目立ってほしい」と発言したことに異常反応。「選手はやっぱり、まず自分がどれだけやるかということ。そんな若手どうこうなんて気を使わんでいい。ちゃんとそのためにコーチがおるわけだから。自分が毎年、成長できるようにやればいい。自分がもっともっと成長してお金を稼ぐようにすることが若手を引っ張っていくことになる」ときつい口調で言い放ったのだ。

 

 いくらなんでも、そこまで言う問題かとも思えるが、チーム関係者はこう分析する。「監督は吉見にはいつも厳しいことばかりを言っている。開幕投手だって昨年は山本昌の名前を挙げた。今年も山本昌、大野、伊藤との4人での競争みたいに言っている。吉見は『普通に考えれば誰が投げるか分かる』とプライドをのぞかせているけど監督はそれを計算している。今回の吉見の発言に監督がかみついたのもそう。5年連続2桁勝利している吉見の能力はまだまだこんなもんじゃなくて20勝ぐらいできると思っているからこそ、あえてそのプライドをくすぐって発奮させようとしているのだと思う」

 

 復活した老将。V奪回に向けて、いろいろたくらんでいるようだ。