吉村 重量球トレで“大砲復活”

2013年01月19日 10時59分

雪球を打つ吉村

 DeNAからのトレードでソフトバンクに移籍した吉村が18日、母校東福岡高のグラウンドで練習を公開し、トス打撃などで汗を流した。今オフは、米大リーグ、ブルワーズの青木らが取り組んでいる“重量球トレ”を導入。力の伝達をテーマに打撃改造に取り組むなど、新天地での“大砲復活”へ並々ならぬ意欲を見せている。

 グラウンドには前夜の雪が降り積もっていたため、吉村は室内練習場でティー打撃やロングティーなどを実施。秋季キャンプで秋山監督にすすめられた「従来より約40グラム軽いバット」に好感触をつかんでいる。

 このオフは打つ球にいかに効率良く力を伝えるかがテーマだ。そのため自主トレでは試合球よりも約100グラム重い240グラムのミズノ製硬式トレーニングボールを使用している。

 ヤクルト時代に首位打者3度に輝いたブルワーズの青木の練習を参考に、吉村はこの“重量球トレ”を導入した。

「ボールが重いから(インパクトの瞬間に)うまく力を伝えないと(手が)しびれてしまう。自分の体をしっかり操れるように、バットからボールにしっかり力を伝えられるように、練習してます」

 力をうまく伝えるために心がけているのは、インパクト時のリラックス。今までは「スイングするときに力感を出さなきゃと思って」つい力みがちになっていた。だがそのスイングでは「(ボールの真芯を)とらえたつもりでも、力が伝わっていなかった」。

 2008年に34本塁打を記録したものの、ここ3年連続で1桁止まり。不発の原因は力みと軸のブレだったと気づいた。そこで「フワッとバットを構える感じ」に変えた。おかげで「(スイングする時に)顔も動かなくなってきました」と手応えを感じている。

 今は具体的な打撃成績よりも「試合に出続けること」といい、自分が置かれている厳しい立場を理解している。「本来は外野だけど、一塁もやれると思う」と、外野の座を長谷川、柳田らと、一塁の座を新外国人ラヘアと争うつもりだ。

 白い息を弾ませながら、28歳のスラッガーが鷹軍での逆襲に燃えている。