松井と敬遠監督「因縁対談」の衝撃プラン

2013年01月20日 11時00分

 昨年末に引退表明した松井秀喜氏(38)と明徳義塾・馬淵史郎監督(57)――。あの5打席連続敬遠事件から20年余、因縁深いこの2人が甲子園で対談するという衝撃プランが浮上した。甲子園球場内に設置されている「甲子園歴史館」の運営会議が16日、大阪市内のホテルで開催され、入場者アップのために今後のイベントや展示について議論。切り札として、この仰天企画が飛び出したのだ。

 2010年3月に開館し、今年4年目を迎える「甲子園歴史館」。甲子園を本拠とする阪神や高校野球の歴史や関連グッズが展示されている。

 しかし、入場者数は年々、減少傾向。歴史館関係者も「こうした展示施設はリピーターも少ないし、どうしても年を追うごとに右肩下がりになってしまう。今年は何とか減少を止めたい」と頭を抱えている。この日の運営会議で阪神OBの吉田義男氏(79)や川藤幸三OB会長(63)、星稜野球部名誉監督の山下智茂氏(67)といった高校野球関係者など有識者が集まり、打開策が話し合われた。その会議では川藤会長が「我々が見ても素晴らしい施設。できるだけ、たくさんの人に見てもらわないともったいない。これまでも阪神OBのトークショーなども開催しているが、今後はOBにこだわらずライバル同士の対談や星稜の山下さんのような名監督と教え子の対談などファンが喜ぶような企画を考えて、たくさんの人に来てもらうようにしないといけない」と提案した。

 入場者の減少に歯止めをかけるためにもプロ野球、高校野球で名勝負を繰り広げたライバル対談、名選手のトークショーを積極的に企画していく方針だ。そんな中、目玉企画として、阪神関係者がぶち上げたのが昨年末に引退表明したばかりの松井氏と馬淵監督の組み合わせだ。

 1992年夏の甲子園2回戦で馬淵監督は星稜の4番だった松井氏を走者の有無にかかわらず5打席連続で敬遠。結局、松井氏が一度もバットを振らずに星稜が敗退した。試合後には様々な議論を呼び、当時の牧野高野連会長が「無走者の時には、正面から勝負してほしかった。力を思い切りぶつけ合うのが高校野球ではないか」と談話を発表する異例の事態に発展した。