巨人一軍に高木京が合流 「7回の男」を期待される投手事情

2017年10月25日 16時30分

 2016年3月に野球賭博に関与したとして1年間の失格処分を受け、今年3月に巨人と育成選手として再契約した高木京介投手(28)が24日、一軍の秋季練習に初合流した。

 高木京はブルペンでは由伸監督と斎藤投手総合コーチの鋭い視線を浴びながら67球を投じた。騒動勃発後は体重が10キロ落ちた。今年3月に育成選手として再び巨人のユニホームを着てからは積極的にウエートトレーニングにも取り組み、処分前の88キロにあと2キロのところまで戻した。高木京は「一軍に呼んでいただいてアピールするチャンス。良かった時と同じぐらいの状態に戻ってきた」と手応えを口にし、由伸監督は「一番良かった時までとは言わないけど、直球とかいいボールがあった」と目を細めた。

 11月に宮崎で予定される秋季キャンプへの参加も決定。村田真ヘッド兼バッテリーコーチによると、高木京の招集は斎藤コーチの希望といい「京介はキャリアもある“リリーフエース”やから。左の中継ぎもおらん。1年間、休んでいたわけやし、京介には来年期待しとる」と早くも前のめりだ。

 ブルペン事情を見ればマシソン、カミネロの必勝パターンにつなぐ“7回の男”を固定できなかった。左腕では昨年まで9年連続60試合以上登板した山口鉄も勤続疲労を隠せず、今季は18試合にとどまった。

 チームスタッフは「ぐっさん(山口鉄)も来季は34歳。首脳陣も踏ん張りには期待しているけど、上積みは厳しい。メジャー復帰も考えているマシソンがいなくなれば、ブルペンの計算も立たなくなる。その点、京介は2年前までで139戦無敗。支配下に戻り、一軍で投げれば再び騒がれるでしょうが、現場は世間から批判が出るのも覚悟の上。『もう終わったこと』と話すコーチもいる」という。

 球団は既定路線だった今季中の支配下昇格を見送ったが、鹿取GMがネックとした「体力面」は徐々に回復。現場は左腕の復活を待ち望んでいる。