ドラフトで初のくじ引き役 由伸監督“ミスター流”右で引く

2017年10月24日 16時30分

1992年のドラフト会議、松井をひき当て右手でガッツポーズする巨人・長嶋監督(左)

 巨人・高橋由伸監督(42)が自らの右手に命運を託す。26日に迫ったドラフト会議へ、巨人は他球団との競合覚悟で早実・清宮幸太郎内野手(3年)を1位指名する方針で、抽選の場合は由伸監督が初めてくじ引き役を務めることが内定している。

 初の大役に向け、指揮官は「確率から言ったら右だよね」と右手で当たりくじを引き当てるプランを示唆。普段のくじ運は「あんまり当たんないかな。そんなところで運を使いたくないし」と笑ったが、巨人では1992年のドラフトで4球団競合の末、当時の長嶋監督が松井秀喜の交渉権を引き当てたのも右手だった。また、2009年以降のドラフトを振り返ると抽選は31例あり、当たりを引いたのは24例が右手で確率では圧倒的に強い。由伸監督も“ミスター流”で勝負をかけるつもりでいる。

 ドラフトに初参加した昨年は堤前GMがくじ運に恵まれず、由伸監督のくじ引き役は今回が初めて。自身は逆指名で巨人入りした経緯もあってか、現行のドラフト制度について「自分の人生なんだから、他人にくじを引かれるより、選手が自分でくじを引けた方がうれしいんじゃない?」と独自アイデアを明かしたこともあった。しかし、周囲は由伸監督の“出馬”を大歓迎で、球団スタッフが「監督が言うのは選手の気持ちを思ってのことだろうけど、野球人としてスター街道を歩んできた監督に引かれてうれしくないわけがない」と言えば、フロントの一人も「抽選のシーンはこの先ずっと残るものだし、ドラフトから始まる監督と選手のドラマもある。もし外れたとしても、監督が引いた結果ならば仕方ないなと思える」と背中を押したが、どんな結末を迎えるのか――。