CS史上最大、公式戦15・5ゲーム差からの“超下克上”を目指す楽天が、14日のファーストS初戦(対西武)以来、5試合ぶりの黒星を喫した。

 敗戦投手とはならなかったものの、5―7の逆転負けでチームのCS連勝を「4」で止めてしまったのは、またもエース・則本昂大(26)だった。

 14日の西武戦(メットライフ)で4回7安打6四死球7失点KOされた則本は「チームが勝ったのでここにいる。チームメートにはすごく感謝しているし、またこうやって登板のチャンスをもらえたと思うので、一生懸命投げるだけです」とリベンジを誓ったが、3―2の3回に最警戒していたはずの内川に3号逆転3ランを打たれるなど、11三振を奪いながら7回5失点で降板。「点数を取ってもらっているのに取られてしまって申し訳ないです」とCSでの連続背信に言葉少なだった。

 この試合では1、2戦連勝のキーマン・嶋を“リフレッシュ休暇”のため温存した梨田監督は「和田もそうだけど経験のある投手でも立ち上がりは難しい。ノリで負けたらしょうがない。明日の岸に頑張ってほしい」と切り替えていたが…。