パ・リーグ2位の西武はクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦の3位・楽天戦(16日、メットライフ)に2―5と敗れ、1勝2敗で敗退した。

 辻監督は「残念です。それしかない。5回からウチの流れになってきたんで、これはいけると思っていたんだけど」と悔やんだ。

 続けて「やっぱり(2本塁打を許した)8回は痛かった。ウィーラーのホームランだけは、歩かせていいと言っているのに。銀仁朗はそういう気持ちでいっているのに、シュリッターの気持ちがそこまでなかった。あそこはヒットでも四球でもいいんだから。ちょっとあれでしぼんじゃったかな」と振り返った。

 今季は就任1年目ながら、若手育成と勝利を両立させてチームを2位に導いた。

 指揮官は「やっぱり勝つことが一番じゃないと。(若手が)経験を積む中で、勝つためにどうすればいいかを選手たちに考えてもらわないと。メヒアと(レギュラー争いをする)危機感の中で7月からずっと4番を張ってきた山川も、最後の打者になった外崎も、必死にやった姿が頼もしいと思ったし成長したと思う。これがステップアップにつながってくれたらいい」と話した。