【セCS】DeNA逆王手 強行決定時に勝敗は決していた

2017年10月16日 20時00分

5回、泥で汚れたユニホームで右前ヒットを放つ筒香

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)は15日、第2戦が甲子園球場で行われ、レギュラーシーズン3位のDeNAが同2位・阪神に13―6で勝ち、対戦成績を1勝1敗とした。雨が降りしきり、グラウンドコンディションは最悪。いつ試合が終わっても不思議ではない状況で結局、9回まで戦った。

 この日の試合強行を一番喜んだのは、果たして誰だったのか。試合前、雨空を見て「試合がなければうちのチームは負けてしまう」と心配していたDeNAのアレックス・ラミレス監督(43)は、ナインたちが泥だらけでつかんだ勝利に「最後に勝ち切れて非常にいい試合だった」と満足そうに話した。


 それもそのはず。第1戦を落とし、後がなくなったDeNAは、この日が中止で16日も中止(16日午後3時、17日に順延と発表)ならば戦わずして敗退が決定。16日も雨予報だったため、どうしてもやりたかったのはナインも同じだ。

 さらに試合が始まっても、降りしきる雨の影響でいつ中断となるか分からない。同点でコールドゲームならその時点で敗退が決まるということもあり、決勝打を放った筒香は「引き分けでもダメな試合で、勝つしかなかった。勝ちたい気持ち、それが表れた試合だと思う」ときっぱり。3安打3打点のロペスは「試合をしなければいけなかったので集中していた」と話した。集中力の差が雨中の乱戦の勝負を分けた格好だ。

 ラミレス監督は「きつい試合であったことは間違いないと思います」と振り返った上で、前日はわずか4安打完封された打撃陣の奮起に「半分くらいはこういう状況じゃなきゃ出ない安打もあった。我々にいい方向に転がった」と運も味方してくれたと話した。

 2年連続でのCSファイナル進出に、一丸となったDeNA。試合強行が決定したときから、この結果は見えていたのかもしれない。