巨人から戦力外通告・村田が本紙に告白「正直、予想はしてなかったです」

2017年10月14日 16時30分

巨人を去ることになった村田は現在の心境を包み隠さず本紙に明かしてくれた

 いきなりの大ナタだ。巨人は13日、村田修一内野手(36)に対し、来季の契約を結ばないことを通告。自由契約選手として手続きを取った。外様選手では初めて伝統球団の選手会長も務め、精神的支柱だった男の退団にチーム内外で衝撃が広がるなか、本紙は渦中の人となった背番号25のもとへ直行。突然の直撃にも嫌な顔を見せず、笑いすら交えてインタビューに応じた“男・村田”は、現役続行への強い意思と仲間への感謝を口にした。

 ――いきなり押しかけてすいません!

 村田:そんなに息を切らしてどうしました?

 ――球団の発表を受けて飛んできました。ちょっとよろしいですか

 村田:どうぞ。まだ僕もびっくりしていますけれどね。

 ――いきなりですが、鹿取GMとのやりとりを聞かせてください

 村田:「球団としては若手を育成するから、来年は村田君の出番も減るし、契約はできない」と。条件提示はありませんでした。でも、そういうふうに球団が判断したのなら、それはそれで仕方ありません。FAで来ましたが、巨人のレギュラーとして6年間、しっかり戦ったと言い切れるんじゃないかと思っています。

 ――通告を受けた際は「はっきり言ってくださって、ありがとうございました」と応じたと

 村田:そう言ったかなあ(笑い)。まあ、今年の始まり方(開幕スタメンを外れる)もあったし、そういうモヤモヤした感じでまた進むよりは、はっきり言ってもらった方が次に進みやすいですね、という意味の話はしましたけどね。

 ――今回の球団の判断は予想していたのか

 村田:正直、予想はしていなかったです。

 ――FA権を保持していた。宣言する考えはあったのでしょうか

 村田:その考えは僕の中ではなかったです。FA宣言して出て行くというのは。優勝したいと言って巨人へ来て、実際に優勝もさせてもらいましたしね。目標を達成させてくれたことは球団に感謝しています。ですから、(球団が)若手育成に切り替えているのも感じていましたが、その方針を受け入れる準備もしていました。だから減額制限(を超える条件提示)の話があれば、検討の余地はあるつもりで構えていたところでした。

 ――出場機会が今季より減ったとしても、残留するつもりでいたと

 村田:そうですね。今年より厳しくなる可能性は年齢がひとつ増す分高いですし、ましてやBクラスになりましたし。そういう心の準備はして、今日(鹿取GMとの面談に)行ったつもりだったんですけれどね。まさか、でした。

 ――チームメートもみんな驚いている

 村田:何人か、年齢が近い“おじさんたち”には電話しました。阿部さんは「えっ!」って言ったきり絶句してましたね。亀井と脇谷は「冗談言わないでくださいよ」って言っていましたね。チョーさん(長野)にも電話しましたし、勇人だけは相変わらず音信不通でしたけど(笑い)。でも、みんなには感謝です。いいチームメートに巡り合えましたし、裏方さんも含めてみんな仲良くやってくれましたんでね。

 ――生え抜きではないが、チームや仲間への愛着は生まれた

 村田:一緒に戦ってきましたからね。祝い事もみんなで祝えましたし。あとは引退の相川さんや片岡とかと一緒に、僕の送別会をまとめて盛大にやってもらえれば(笑い)。それで僕も「頑張ろうかな」となれるんでね。

 ――今後については

 村田:現役でまだやりたいと思います。2000安打というのも近いですけれど(残り135本)、まずそれは抜きにして。達成できれば、達成できたに越したことはないですけれど、それだけが野球人生じゃないですし、それ(レギュラーではない役割)を受け入れる準備もしていましたから。

 ――まずは野球を続けられる場所を探す

 村田:そうですね。僕のことを必要としてくれるところに行ければ、と思います。希望? 必要だと言ってくれれば、どこへでも。

 ――ただし金銭的な条件は、かなり厳しくなる可能性が高い

 村田:厳しくはなりますけど、今まで頑張ってきた分もありますから。「給料分働け!」って言われなくなるなら、それはそれでいいのかな(笑い)。僕を必要としてくれるチームがあるのなら、条件面にそこまでこだわりはないです。もうお金どうこうじゃないんでね。そのつもりで(巨人との)交渉にも臨むつもりでしたから。

 ――選手としてはまだまだやれる自信がある

 村田:条件が合うところがあったり、野球をさせてくれるところがあれば、まだ頑張れるとは思います。まずは「最後まで男だな」って思ってもらえるように、しっかりとした形でチームを離れたいと思います。