楽天とのCSファーストステージ開幕(14日=メットライフドーム)前日の13日、西武・辻発彦監督(58)は炎獅子ユニホームで臨む“真っ赤な普段着野球”に期待をかけた。

 約2時間の練習を終え指揮官は「雰囲気はずっといい。打撃練習を見ていても打線は上向きだと思う。雄星はいつも通り投げてくれれば大丈夫。野手も普段通りやってくれればいいけど、そうはならないでしょうね」と決戦の雰囲気を予想。続けて「緊張もするだろうし、相手もいいピッチャーだし、なかなか大量点は望めない。僅差の試合になると思う。予想もつかないエラーが出るとか、四球を出すとかがなければね。それは試合の流れによるし、やってみないと分からない。でもウチはエースが投げるので選手個々の頑張りに期待します」としびれる試合展開を今から楽しみにしているようだった。

 また辻監督は「炎獅子(ユニホーム)でここまで楽天に負けていないので勝負師はゲンをかつぐ。ドームの雰囲気が後押ししてくれるだろうし、その中でプレーすることが選手の今後の成長につながる」と真っ赤に染まる本拠地でのホームアドバンテージに期待していた。