国内最終戦を終えた大谷翔平 メジャー1年目「理想の起用法」は?

2017年10月10日 16時30分

今季最終戦を終え、引き揚げる大谷

 日本ハム・大谷翔平投手(23)が、国内最終戦となった9日の楽天戦(Koboパーク宮城)を4打数無安打(2三振)で終えた。

「思い通りにいかないこともたくさんありましたが、貴重なシーズンだった。なかなか野球ができず楽しくないというのがあった」と右足首の三角骨障害、左太もも裏肉離れなど故障に泣いたプロ5年目を振り返った。

 注目されるメジャー移籍については「ここで言うことではないと思っている」と明言こそ避けたものの、今オフのポスティング移籍は既定路線。今後は代理人を選定し、ポスティング移籍の時期、交渉戦略を見極めていくことになる。

 それと並行して行う予定の右足首手術に鑑み、複数のメジャー関係者は「移籍1年目はマイナーでじっくり米国式二刀流を固める年にした方がいい」とのアドバイスが送られている。

 というのも、新労使協定によって2億ドル(約224億円)とも言われる市場価格の9割引き以上の“大バーゲンセール”で、メジャー球団と契約することになる大谷の身分は通常の新人選手の扱い。マイナー契約を結ぶことになる1年目は、メジャーに昇格したとしても最低年俸の54万5000ドル(約6104万円)が保証されるだけ。年俸調停権を得る4年目までは球団の提示値で契約せざるを得ず、FA権取得までの6年間は身分を拘束されることになる。

 ならば「1年目はマイナー契約の立場を有効利用して、双方にとって不確定要素の多い2ウエープラン(二刀流)の運用方法、調整法を試合の中で確かめながら固めていった方がすんなりメジャーに移行しやすい」(ア・リーグ球団関係者)というわけだ。

 本人と接触ができない現状では「大谷本人が望んでいるメジャーでの二刀流のプランを、まだどこの球団も知らない」(同)ことで「外野手出場でのクローザー案」など、日本ハムで試したことのない起用案も乱立しているが、手術明け、なおかついきなり結果を求められないマイナー契約なら、いろいろと試行錯誤もできそうだ。