森野に火をつけた井端の言葉

2013年01月17日 16時00分

 中日の選手会による合同自主トレが15日、ナゴヤ球場でスタートした。主力選手の多くが欠席する中で初日から参加し、精力的に動いたのが森野将彦内野手(34)だ。

 

 オフは「雲隠れ」を宣言してこれまで報道陣の前に姿を見せることがなかったが、4~12日までグアムで走りこみ中心の単独トレを敢行していた。「隠れていたわけじゃない。1人でやりたかっただけ。余計なことをしゃべるとダメだから。(今年は)黙って自分らしくやろうと思った。先のことは考えず、今できることをやる。明日のことを考えるのは天気予報ぐらい」と精悍な顔つきで今季への並々ならぬ思いを明かした。

 

 マイペースであまり必死さを表すタイプではないが、そんな森野の尻に火がついたのはある選手の発言がきっかけだという。それは同僚・井端の言葉だった。

 

 12月に井端は高卒2年目の高橋周を連れて熊本で自主トレ。その際に高橋周に「来季(今季)はレギュラーを取れ!」と厳命した。これを伝え聞いて森野の顔色が変わったという。

 

「高橋周のポジションは森野と同じ三塁。つまりは同僚に今の森野ならば抜けるって思われているってことだからね。さすがにこれはまずい。今年はやらなきゃヤバイって発奮したんだよ」(チーム関係者)

 

 昨季はケガに苦しみ、二軍落ちも味わうなど打率2割4分9厘、6本塁打、50打点と不本意な成績に終わった。高橋周の台頭を許しただけに、何としても存在感を見せつけなければいけない。同僚の何げないひと言が復活のきっかけとなるか。