抑え構想に反発する澤村に“第2の東野”の危機

2013年01月18日 16時00分

 巨人・原辰徳監督(54)が15日、客員教授を務める千葉・勝浦の国際武道大で講義を行い、抑え転向構想に反発する澤村拓一(24)を一喝した。今後は話し合いを経てチーム構想を固めることになるが、指揮官との“衝突”は今後も続く可能性が高い。このままでは澤村は、オリックスにトレードされた東野峻(26)のように“放出要員”になってしまうのではないかと心配されている。

 

「スポーツ戦略論Ⅱ」の講義を担当した原監督は学生相手に約1時間、熱弁を振るった。表情が変わったのは学生から澤村の抑え構想について質問を受けた時だ。

 

 現在グアムで自主トレを行っている右腕は先発一本でやりたいと発言している。指揮官はこれに触れ「澤村あっての巨人じゃない、巨人あっての澤村だから。そのことについては十分、理解してくれないと、チームの和というものが保たれなくなる」とピシャリ。自分の主張だけを繰り広げる右腕にあきれた顔を見せた。

 

 チーム関係者はこの事態に顔を曇らせる。「澤村の先発へのこだわりも分かるが、やり方がまずい。監督は自分の考えに逆らった選手は許さない傾向がある。東野の二の舞いにならなければいいが…」

 

 2011年の開幕投手を務めるなど一時はエース候補と期待された東野がオリックスに放出されたとき、チーム内では指揮官との確執がささやかれた。「昨年のオープン戦、無失点記録など結果を残していたにもかかわらず、開幕二軍スタートとなったことで東野は首脳陣と衝突し、そのせいで、シーズン中もチャンスを与えられず、放出されてしまったのではないか」(球団関係者)

 

 今季のチーム構想はキャンプ中の話し合いを経て最終決定となる。澤村が抑えになるとまだ決まったわけではないが、この日の発言からすると、原監督の考えが“守護神・澤村”に傾いていることは間違いなさそうだ。今後もこの問題がくすぶり続けることは間違いなく、3年目の剛腕と指揮官の確執が2年連続日本一を目指すチームのアキレス腱になるかもしれない。

 

 

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