日本ハム・斎藤佑 来季目指すは「谷間の佑ちゃん」

2017年09月28日 16時30分

斎藤(右)は6回2失点と好投したが今季2勝目とはならなかった

 日本ハム・斎藤佑樹投手(29)が27日のオリックス戦(京セラドーム)に先発し、6回を5安打2失点だった。7月11日以来の一軍マウンド。4回に中島に先制犠飛を許し、同点の6回にロメロに勝ち越しソロを浴びた。チームは延長11回、大田に勝ち越しソロが飛び出して3―2で勝ったが、今季最終登板を白星で飾ることはできなかった。結局、7年目のシーズンは1勝どまり。いよいよ後がなくなってきた。

 斎藤は「低めとコース、丁寧に投げることを意識した。2点とも頑張れば防げた失点なので悔しい」と反省。栗山監督は「覚悟して投げてた。今年やってきたことが正しかったことの証明にもなった。(来季以降につながるか?)もちろん」と評価した。

 では来季、斎藤はどこを目指すべきなのか。本紙評論家の得津高宏氏は「着実に信頼を積み重ねていくしかないですね。いきなり2桁と目標を掲げるよりも、谷間の先発でしっかり結果を出し続けることを目指すべきです。まずは『谷間の佑ちゃん』でいいのでは」と話すとこう続けた。

「信頼というものは『たまにいいピッチングをする』ではなく、続けて結果を出さないと得られないもの。また、練習に取り組む姿勢などでも得られると思います。それにはキャンプでどれだけフォームを固めることができるか、でしょうね」

 来季は大卒8年目。6月には30歳となる斎藤が、今から大きく飛躍できるのか…。得津氏は可能だという。

「早大の先輩にいいお手本がいます。斎藤と同じ甲子園優勝投手(1962年センバツ・作新学院)で、早大からドラフト1位で入団した八木沢(荘六=ロッテ)です。入団当初は直球が全然走らず、なかなか通用しませんでした」

 その八木沢が大化けしたのは決め球を習得したから。

「シュートを覚えてからガラリと変わった。もともとコントロールは良く、シュートを投げだしてから直球もキレるようになった。それから谷間の先発で結果を出し続け、初めて2桁勝ったのは10年目のシーズンでした。斎藤もシュート系で自信を持って投げることのできる変化球をマスターできれば、大変身できるかもしれません。真っすぐもまだ2~3キロは速くなると思いますよ」(得津氏)

 来季の斎藤は、どんな姿を見せてくれるのか。

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