4年ぶりのCS進出を決めている西武に心強いリリーフ左腕・高橋朋己投手(28)が帰ってきそうだ。

 高橋朋は昨年7月に左肘内側側副靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を行い、長いリハビリ生活を経て今年6月3日のイースタン・DeNA戦で1年2か月ぶりに実戦復帰。今季はここまで二軍11試合(9回2/3)に投げ1勝1敗1セーブ、防御率2・79の成績を残している。

 潮崎二軍監督は「連投も含めて全部のテストはクリアできたから、近いうちに(一軍に)行くんじゃない? CSに向けたテストという意味合いもあるし、そんなに完璧にはなっていないけど球自体は力強くなってきている。いい時の普通ぐらいにはね」と早ければ30日からの日本ハム戦(札幌ドーム)での昇格を示唆した。

 当面のポジションは試合中盤でのワンポイントリリーフの場面。潮崎二軍監督は「先発が降りてイニングの頭だったら武隈でいいけど、走者を置いたイニング途中、左の強打者、外国人というポイントのところだろうね。そこは二軍では練習できないところだから実際に投げてどうなるか」と話す。2014年に29セーブ、15年に22セーブをマークした前守護神はCSの重要なピースとなりそうだ。