巨人ナインが怯える「CS逸減俸」

2017年09月21日 16時30分

エースの務めを果たした菅野(右)は試合後、ベンチで小林に笑顔を見せた

 巨人・菅野智之投手(27)が20日の阪神戦(甲子園)でリーグトップを独走する16勝目(5敗)を今季4度目の完封で飾り、チームの連敗を2で止めた。3位DeNAにゲーム差なしとしたが、順位は4位のままで依然として大混戦。クライマックスシリーズ(CS)に出場できるかは残り9試合の踏ん張りしだいだが、11年ぶりのBクラスで終戦した場合には“減俸ペナルティー”が科せられるのではとささやかれている。

 これぞエースたる圧巻投球だった。猛虎打線に三塁を踏ませず、得点圏まで進まれたのも2回のみ。5回以降はすべて三者凡退で抑え、散発2安打、無四死球の完封劇。上位打線を1番・坂本、2番・陽岱鋼、3番・マギーに組み替えた攻撃陣からの援護は2点だったが、エースには十分だった。菅野は「完璧に近い投球だった。初球から打ってくるので最初から勝負球でいくようにした」と胸を張り、頼もしい右腕に由伸監督も「2つチームが負けている中で先に点を与えない素晴らしい投球だった」と賛辞を惜しまなかった。ただ、指揮官が「最後までこういうのが続くのかなと思いますけど、1つでも上にいきたい」と語ったようにCS争いは混沌としたまま。そんななか、ナインには是が非でもAクラス入りしたい別の“理由”も浮上している。

「最終順位が3位か4位になるかでは大違い。仮にCSに出られないことになれば、球団にとっては初めてのこと。その場合、どこのクラスの選手までが対象で、どの程度のものになるか定かでないですが、一律でペナルティーが科せられるのではないか?と言われています」(チームスタッフ)

 巨人はCS制度が導入されてから出場を逃したことは一度もなく、Bクラスでシーズンを終えたのは2006年の4位までさかのぼる。常勝を義務付けられた巨人にとってCS不参加は屈辱そのもので、選手たちの年俸にも影響を及ぼす可能性があるという。例えば、年俸が8000万円から1億円にアップしたとしても、ペナルティーを5%と仮定すると500万円が差し引かれ、実質的には9500万円となるといった具合だ。

 まことしやかにささやかれる“Bクラス減俸”。そんなことを現実としないためにも最後の力を振るい、何とか食らいついていくしかない。

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