大豊氏が福留に「最低ノルマ」設定

2013年01月18日 11時00分

 阪神入りが決まった福留孝介外野手(35=前ヤンキース傘下3Aスクラントン)。虎の救世主として期待が大きいが、果たして結果を残せるのか。そこで福留同様、中日を経て阪神に入団した経歴の持ち主である大豊泰昭氏(49)が熱いエールとともに緊急分析。虎でスーパースターへの道を歩むための「1年目の最低ノルマ」を設定した。 

 福留は僕がトレードで阪神に移籍した後に中日入りした選手。一緒にプレーしたのは阪神を退団して中日に復帰した2001~02年の2シーズンだけだが、その福留が今回、阪神入りを決めて、うらやましいなぁというのが正直なところだ。

 だってメジャーで、それほど成績を残していないのに、三顧の礼で迎えてもらったわけでしょ。あくまで僕の予想だけど、きっと将来をにらんだ付帯条件もあることだろう。もうお金に苦しむことなく、大好きな野球を注目される球団でできるのだから、これ以上のことはないよ。

 中日を経て阪神移籍。これだけなら僕と同じだけど、環境は全然違う。福留は最初から一目置かれた存在で、ある程度自分なりの調整ができるだろうからね。僕は違った。移籍2年目には当時の野村監督に一本足打法を二本足にしろって言われたり…。

 そんな僕があえてアドバイスさせてもらうなら、阪神ではまず何といってもファンを味方につけることだ。とにかく応援は熱い。とてもありがたいが、それを敵に回したら大変だ。やじも厳しいしね。星野さん(現楽天監督)が阪神の監督の時、そうだったように、阪神ファンのノリにもノっていく。それくらいの気持ちでやらないといけない。謙虚で、偉そうに言わないことも大事だ。

 精神力も必要。結果を出せなかったら“年俸泥棒”って言われるだろうからね。たとえ先々の保証があっても、ここで満足したらいけない。もっと上のレベルに行ってみせると思うことだ。イチローが、あれほどの収入を得ても成績を維持できるのは、そういう気持ちが絶えずあるからだと思う。

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