“打倒・菅野”に燃える新人王・野村

2013年01月14日 16時00分

自主トレを行った野村

 昨季、セ・リーグの新人王に輝いた広島・野村が“遅れてきた男”に挑戦状を叩きつけた。巨人の黄金ルーキー・菅野智之投手(23=東海大)だ。1年間の浪人生活を経てプロ入りしたライバルとは、じつは学生時代に一度も対戦したことがない。コイの若き右腕はプロでの初対決実現と勝利をモチベーションに、自主トレに取り組んでいる。

 野村は13日、東京都府中市の明大グラウンドで自主トレーニングを公開した。「初心に帰れる」という母校の施設で、キャッチボールやトレーニングを行った。

 昨季は172回2/3を投げ、9勝11敗、防御率1・98の成績を残したが「昨年のことが、今年できるかはどうかは分からない」と油断する様子はない。「これからは体力面を強化し、1年間通していい状態で戦えるようにしたい。200イニングを投げたい」と抱負を語った。

 そんな野村が強く意識しているのが“打倒・菅野”だ。相手は巨人入りのために1年間浪人したとはいえ、剛腕の実力を考えるとキャリアの差などは無いようなもの。赤ヘルの新人王は「同級生だし、同じ土俵に上がってしまえば、先にプロ入りしたことなどまったく関係ない。学生時代には一度も対戦したことがなかったので、早く勝負がしたい」と目を輝かせた。

 浪人中の菅野とはメールなどで連絡を取り合うなど仲がよく、互いのことは知り尽くしている。野村は「(菅野は)自分とは投球が対照的で素晴らしい力がある。僕にないものを持っている」とそのパワーをほめる一方で「コントロールだったりゲームメークなどでは負けない」と新人王のプライドをのぞかせた。

 開幕カードは敵地・東京ドームでの巨人戦。野村は「お互い、キャンプやオープン戦で頑張って結果を残せば、開幕カードでの初対戦もゼロじゃないと思います。焦らずに、しっかりと練習していきたい」。ライバルであり友でもある菅野との“初勝負”をモチベーションに、2年目の飛躍に挑む。