阪神・安藤が涙の引退「戦力になれていない」 球団は引退試合を用意

2017年09月15日 16時44分

四藤球団社長(左)と握手する安藤

 阪神・安藤優也投手(39)が15日、兵庫県西宮市内のホテルで引退会見を行った。16年のプロ生活に終止符を打つことを決めた右腕は「一番は体力的な衰え。今季は一度も一軍に上がれず、戦力になれていないという現実と、若い投手が成長していると感じたので、総合的に判断した」と涙ながらに決断の理由を語った。

 金本監督やチームメートには引退を決意した12日に電話で報告。「監督からはねぎらいの言葉をもらって、冗談ぽく『もう限界やな』と言われたので、僕も冗談ぽく『限界ですね』と返しました」と、現役時代から公私ともに仲のよかった指揮官とのやりとりを明かし笑いを誘った。

 2003年は中継ぎで、05年は先発でリーグ優勝に貢献し、08年からは3年連続開幕投手を務めた右腕も今季はここまで一軍登板がない。11年の右肩故障を乗り越え、12年からは4年連続50試合登板をクリアするなど復活を見せたが、年齢的な衰えには勝てなかった。先発、救援で通算77勝66敗11セーブ76ホールドを挙げた功労者に球団は引退試合を用意する方針。四藤球団社長は「順位争いをしているチーム状況、天候の関係もあるので状況を見ながら、場をつくりたい」と話した。

 藤浪ら年の離れた若手の面倒見もよかっただけに、今後は何らかの形で球団内に残る可能性もあるが、現時点では未定。安藤は「これから時間があるので、いろんな人と相談しながらゆっくり考えたい」と話した。