藤浪 苦手持久走でも“負けない男”

2013年01月14日 11時00分

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)が13日、新人合同自主トレの持久走(3500メートル)を1位で駆け抜けた。連日、様々な分野で大物の片りんを披露している金の卵。球団内で注目を集めているのは“不敗神話”だ。

 長距離走序盤はドラフト2位の北條史也内野手(18=光星学院)、同4位の小豆畑真也捕手(24=西濃運輸)との先頭集団で2~3番手を走っていた藤浪は周回を重ねるごとにペースアップ。最後は2位の北條に10秒差をつけてゴールした。

 見事な「好位差し」を決めた藤浪は「長距離は速いほうではないので自分のペースで走りました。後からペースを上げるのが好きなタイプなので」と淡々と振り返ったが、この必勝プランが周囲を感心させたのだ。

 和田監督は「2~3番手でついていって、最後はちょっと余裕がある感じでラストスパートしていた」と計算ずくの走りを評価。完敗した北條も「前日に藤浪は長距離は好きじゃないと言ってました。アイツはそういう性格なんです。何でももったいぶるんですよ」と脱帽するしかなかった。

 トレーニングでもきっちりと勝利を収める注目ルーキー。本業の野球でも昨年は春夏連覇と負け知らずだ。球団幹部は「負けないこと自体が素晴らしい。勝ち運を持っているかどうかは勝負の世界で大切なこと」と勝ち続けることができる底力を絶賛している。

 藤浪本人も「勝ちにこだわることが一番のセールスポイント。勝ちに貢献できる投手になりたい」と勝利に強いこだわりを持っている。“負けない男”がプロのマウンドでどんなパフォーマンスを見せるのか。期待は膨らむばかりだ。

関連タグ: