G戦先発の藤浪 「今季で退任」掛布二軍監督に恩返しの快投誓う

2017年09月12日 11時00分

G倒に燃える藤浪

 セ・リーグ2位の阪神は12日から巨人との3連戦(甲子園)に臨む。相手は3位・DeNAにゲーム差なしまで迫ってきた宿敵。阪神とは6・5差だが、クライマックスステージ(CS)進出が濃厚な虎にとっては、先を見据えれば叩いておきたい相手だ。それだけに金本知憲監督(49)は「何とか勝ち越せるようにやっていく」と、いつになく言葉に力を込めた。

 大事な初戦は悩める右腕・藤浪晋太郎(23)の覚醒を信じて託す。指揮官は「藤浪も(シーズン)最後に何かつかんでほしい。多少は四球が出てもいい。それが持ち味なんだから」と話し、4か月ぶりの勝利を目指す背番号19の背中を押した。

 指揮官から変わらぬ期待を寄せられる藤浪は11日、甲子園での投手指名練習に参加。注目の伝統の一戦を前に、右腕は「チーム状況とかを考えすぎず、シンプルに投げたい」と語った。

 静かに闘志を燃やす藤浪だが、10日に退任が決まった掛布雅之二軍監督(62)への恩返しも誓った。「ファームで気遣ってもらって、助けていただいた。すごく感謝しているので、結果を出すこと、いい投球をすることが恩返しになる」。不振で長い二軍再調整を余儀なくされた苦境で、優しい言葉をかけてくれた背番号31。藤浪は完全復活した姿を見せられるか。