オリックスの2年目・吉田正尚にベテラン待遇を!

2017年09月04日 16時30分

 オリックス2年目の大砲・吉田正尚外野手(24)が3日の西武戦(京セラドーム)で10号本塁打を放ち、新人だった昨季から2年連続となる2桁本塁打に到達した。球団では熊野輝光(1985年14本、86年11本)以来、31年ぶり2人目の快挙。1点を追う3回一死一、二塁から右翼席に豪快な逆転3ランを突き刺し、チームを勝利に導いた。「ホーム試合で打てるのはうれしい。一本でも多く打つだけ。積み重ねが大事なので続けていけるよう頑張りたい」とにっこりだ。

 体調は万全ではない。持病の腰痛を抱え、先月22日の日本ハム戦では疲労と熱中症で試合中に帰宅している。そのため、周囲はうれしい半面、心配も尽きず「フルスイングが魅力だけど(腰に)大きな負担がかかっている。日本車のエンジンにアメ車の車体を載せているようなもの。いつまた腰をおかしくしてしまうかわからない」とヤキモキしている。

 さらに「若手だけど今オフはベテランと同じように自由に調整させた方がいい」との声も出ている。昨年は8月に腰痛から復帰して10本塁打し、シーズン後はみやざきフェニックス・リーグ、高知、神戸で秋季練習をこなし、12月の契約更改直前まで台湾のウインターリーグにも参加した。実戦を多く消化させるためだったが、今季も開幕前に再び腰痛を発症。7月まで戦列を離れる憂き目に遭っただけにチーム関係者は「休ませながらやる方があいつには合っている。あまりオフに体を追い込んではいけない」という。「体調のことは気にしてない。ベストを尽くすだけ」とサラリと話す吉田正だが、周囲は豪快なフルスイングを見るたびに冷や汗だ。