【U―18W杯】清宮の決勝犠飛でキューバ撃破

2017年09月04日 11時31分

【カナダ・サンダーベイ3日(日本時間4日)発】「第28回WBSC U―18ベースボールワールドカップ」に出場している高校日本代表は強豪のキューバを7―2で撃破した。早実・清宮幸太郎内野手(3年)は4番・一塁で出場し、3打数無安打ながら2打点。3回無死満塁で決勝打となる犠飛を放ち、主砲の貫禄を見せた。

 強力打線が2安打完封と苦杯をなめさせられた米国戦から一夜明け、清宮ら日本代表の面々は気持ちを切り替えていた。相手は強豪のキューバ。ここで連敗を喫してしまえば、悲願の初優勝どころかスーパーラウンド進出にも黄ランプが点灯してしまう。大事な一戦であることを言い聞かせ、清宮もチームメートたちとともに気迫十分の表情でグラウンドに向かった。その強い気持ちが初回の攻撃から結実した。先頭の大阪桐蔭・藤原(2年)が左中間二塁打でチャンスをつくり、続く2番の報徳学園・小園(2年)も振り逃げで出塁する。無死一、三塁とすると3番の履正社・安田(3年)の打席で相手が捕逸し、三走が生還。相手バッテリー陣にミスが続き、日本が早々と先制点をつかんだ。

 さらに安田も右前打を放って無死一、三塁とし、打席に立ったのが主砲・清宮だ。1ボールからの2球目、相手右腕チーの投じた140キロの内角球をはじき返して右犠飛。キッチリと2点目をもぎ取った清宮は、ベンチでチームメートたちとハイタッチを交わした。

 立ち上がりは粘りながら無失点投球を続けていた先発左腕の木更津総合・山下(3年)が3回一死一、二塁から4番・ファドラガに右翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び、2点を返されて同点。しかし、すぐさま日本も反撃する。3回裏無死一、二塁から安田が敬遠されて満塁の場面。絶好の機会で第2打席を迎えた清宮はフルカウントから140キロの高め直球をとらえて右方向へ――。打球は高々と上がったものの、失速してフェンスオーバーには至らず右犠飛。清宮はやや悔しげな表情を見せたが、それでもこの日2打点目で勝ち越し点をチームに献上し、主砲としての役割をしっかりと果たした。その主砲のバットの勢いに押されるように、5番の日大三・桜井(3年)も中前適時打で追加点を奪い、4―2とリードを広げた。5回一死の第3打席で清宮は2番手左腕・オスカルから投ゴロ。日本は6回一死満塁から藤原の二ゴロの間に三走がホームを踏んで5点目をゲットし、続く小園も左前適時打を放って6点目を入れた。1、2番の2年生コンビが中盤で大きく躍動した。

 7回先頭の第4打席で清宮は128キロの直球に空振り三振。8回二死満塁の第5打席は一ゴロに打ち取られた。