【U-18W杯】清宮いざ出陣! 9・1初戦は不気味なメキシコ

2017年09月01日 16時30分

各国代表と記念撮影をする清宮(前列左)

【カナダ・サンダーベイ31日(日本時間1日)発】「第28回WBSC U―18ベースボールワールドカップ」(1日開幕)に出場する高校日本代表はメーン球場となるポートアーサー球場で初の全体練習を行った。フリー打撃では4番に座る早実・清宮幸太郎内野手(3年)が17スイングで3本が柵越えするなど調整は順調だ。しかし、舞台裏では小枝守監督は思わぬ事態に困惑している…。

 この日は投内連係、内外野ノック、シート打撃、フリー打撃と一通りのメニューをこなし、ポートアーサー球場の芝やマウンド、風の感覚を確かめた。

 フリー打撃では清宮が17スイングで柵越え3本。右翼後方のブルペンに飛び込み、投げ込みを行っていた投手陣を驚かせる場面も。広陵・中村奨成捕手(3年)は16スイングで柵越え1本で、履正社・安田尚憲内野手(3年)は15スイングして柵越えは0だった。

 初戦のメキシコ戦前日とあり、主将・清宮からは「走れ走れ!」「それ捕れるだろー!」とときに厳しい声も飛んだ。木製バットでも柵越え連発の清宮に、視察に訪れた日本ハム駐米スカウトのマット・ウインタース氏(57)は「初めて見たけどスイングスピードが速い。アメリカの球団も興味を示すだろう」と太鼓判を押した。

 初戦に向け最後の調整を終えた高校日本代表だが、気がかりなこともある。相手国のメキシコ代表がハリケーンの影響か現地入りが大幅に遅れ、情報がまったくないのだ。相手打線に応じて先発オーダーを組みたい小枝監督は「実は開幕投手がまだ決まってないんです。メキシコの雰囲気がまだつかめていない。右の徳山で行くか、左なら川端か磯村か。もったいぶってるわけではないんですけど」と言葉を濁した。大阪桐蔭・徳山壮磨(3年)、秀岳館・川端健斗(3年)、中京大中京・磯村峻平(3年)と候補は3人いるが、最終決断できないのだ。

 メキシコ代表は選手13人の先着部隊がこの日午後2時に現地入りして練習、残りの選手が1日朝(同1日夕)に到着するとの事前情報があったものの、この日、東、米沢両コーチが偵察に訪れた練習場には姿を見せず。夕方に行われた各国の会見にも現れなかった。その後、関係者によると到着したという。

「13人は中心選手のはずなんだけど、指導者が来ていないというのもわからない。疑心暗鬼? そうですね。神経質なもんで、考え出したらキリがない。あまり熟睡はできてないです」と指揮官は困惑している。初戦で激突するデータゼロの不気味な相手をどう攻略するのか。いきなり真価が試される。