【U―18W杯】珍風景!清宮が駐車場でフリー打撃の球拾い

2017年08月31日 16時30分

駐車場で“場外弾”を待ち構える清宮

【カナダ・サンダーベイ30日(日本時間31日)発】「第28回WBSC U―18ベースボールワールドカップ」(9月1日開幕)に出場する高校日本代表がカナダ2日目でようやく全開だ。手違いで遅れていたバットなど練習道具がようやく到着。午前中はバットによるノックを受けた。午後のフリー打撃で早実・清宮幸太郎内野手(3年)、広陵・中村奨成捕手(3年)、履正社・安田尚憲内野手(3年)らが“場外弾”を連発する中、日本では恐らく見ることはない珍しい光景が繰り広げられた。

 待ちに待ったバットが届くと、ナインの間に笑顔が広がった。午前はベースボールセントラル球場で投内連係、内野ノック、外野ノックと前日は満足にできなかったノックを行い、その後はケース打撃で汗を流した。久しぶりにバットの感触を味わった。

 不足していた練習時間を取り戻すため、午後は本戦の地・ポートアーサー球場のサブグラウンドを急きょ確保。フリー打撃を行ったが、サブグラウンドは両翼90メートル、中堅100メートルと狭い。打球はフェンスから10メートルほど離れた位置に置かれた金網の“第2フェンス”をも次々と飛び越えていく。フェンスの向こうは駐車場となっているため、選手のみならずスタッフや報道陣までもが総出となって車をカバー。清宮をはじめ、高校野球を代表する面々が駐車場で球拾いをするというシュールな光景が繰り広げられた。日本ではこんな経験はしたことはないだろう。「安田の打球が来るぞ!」「中村の打球だ!」などと歓声を上げてボールを追っていた。

 それでも、清宮の放った推定120メートル弾がワンバウンドで報道陣のレンタカーに“着弾”。幸い傷はつかなかったが、規格外のパワーを見せつけた。33スイングで柵越えは21発。たまっていたうっぷんを思う存分に発散した。

「むちゃくちゃ楽しかった。外野ができそう? ありがとうございます。(車は)直接じゃないのでよかったです」と久々の打撃練習に清宮はご満悦だ。初戦となる1日のメキシコ戦でもその打棒でチームを鼓舞できるか。