【カリフォルニア州ロサンゼルス発】腰の張りで故障者リスト(DL)入りしていたドジャースのダルビッシュ有投手(31)は27日(日本時間28日)に本拠地でのブルワーズ戦で復帰登板し、5回を6安打3失点、7三振3四球で、移籍後初黒星、プロ入り後初の10敗目(8勝)を喫した。

 一夜明けた28日(同29日)、ロサンゼルス・タイムズ紙は「ダルビッシュ有、ブルワーズ戦で基準以下の登板内容」との見出しで、「ダルビッシュのスライダーの形は変わったが、ここ最近の精彩を欠く結果は変わらなかった」とバッサリ。活躍が期待されるプレーオフに向け、「(プレーオフへの)準備ができているかを注意深く見られる選手らがいる中で、まだ長い成果を上げていないダルビッシュに注意が必要そう」と冷ややかな見方だ。

 オレンジ・カウンティー・レジスター紙は「ドジャースは、DLから戻ってきたダルビッシュの期待に応えられなかった」との見出しで、「打線がスランプに陥っている」ことを中心に伝えた。