中日新助っ人に「大ブレークの法則」

2013年01月14日 16時00分

 DeNAに移籍したブランコに代わる長距離砲を探していた中日がついにその候補を射止めた。米大リーグ・パドレス傘下3Aトゥーソンのマット・クラーク内野手(26)の獲得を発表した。

 

 1年契約で契約金10万ドル(約880万円)、年俸35万ドル(約3080万円)プラス出来高払い。背番号は60。大リーグ経験はないが、昨季は3Aで打率2割9分、22本塁打、77打点。「日本人にない長打力が持ち味。突出してパワーがある。若い選手でいい指導者といい環境があれば大化けするポテンシャルがある」と近藤国際部長はいう。

 

 クラーク獲得に踏み切ったのは、かつて中日に在籍し、1994年からは3年連続で首位打者に輝いたアロンゾ・パウエル氏(47=現パドレス打撃コーチ補佐)の推薦が大きかった。

 

 「昨年の4月に推薦してきた選手の中にも、その名前があった。ブランコが駄目になった時に聞くとまた名前を出してきたので再検討することになった」(近藤国際部長)

 

 中日サイドはクラーク獲りに縁も感じている。パウエル氏は92年シーズン途中に中日入りしたが、これは当時、チームの主砲だったライアルが開幕早々に故障したため。困った中日はかつてチームに在籍し、大活躍を見せたケン・モッカ氏に頼ったところ、推薦されたのがパウエル氏だった。そして今回は主力のブランコが退団するというチームの危機にパウエル氏の推薦でクラークと、ここまでの流れが似ているからだ。

 

 パウエル氏の獲得は大成功だっただけに、中日内には早くも「(クラークも)ブレークするチャンスはある」との声も。中日外国人選手成功の法則。果たして結果はいかに…。