阪神・藤浪が圧巻のロケットスタート

2013年01月11日 11時05分

 阪神の新人合同自主トレが10日、鳴尾浜で始まり、昨年の甲子園で春夏Vを飾ったドラフト1位・藤浪(大阪桐蔭)がいきなりの大物ぶりを見せ付けた。

 

 圧巻のロケットダッシュだ。約100人の報道陣が見守る中、キャッチボールを終えた藤浪が予想外の行動に出た。ブルペンに入り、捕手を立たせて?球を投げたのだ。藤浪本人がマウンドの傾斜を確かめたいと志願。新人が初日からブルペン入りするのは極めて異例だ。


 黄金右腕の“プロ初投球”には首脳陣も太鼓判で「手足の長さを感じるし武器になる。(バッテリーの)18・44メートルが16メートルぐらいに感じる」と中西コーチが話せば、黒田ヘッドコーチも「いい動きをしている。しっかり(調整を)やってきたなと感じた」と評した。


 驚かせたのは投球だけではない。全体のランニングでは躍動感あふれる走法を披露。「新庄(剛志氏=元阪神)が入ってきた時のような走り方。飛び跳ねているような感じだった。走りを見てもセンスがあった」と早くも和田監督が絶賛するほどの流麗な走りだった。


 そんな状況でも本人は冷静。ブルペンは5~6割の力に抑えており「傾斜を使って投げないと、あまりいいタイプではないので。平地とマウンドでは違う」。走り方も特に意識していなかったが、新庄氏のイメージを問われると「すごく肩の強い選手で、ファンサービスもすごくされる。プロ野球選手の鑑のような選手」と虎の大先輩に敬意を込めた。


 冷静な発言と裏腹に強烈なインパクトを残した藤浪。本人にとっては当たり前の行動の一つひとつが“藤浪劇場”になる。