【イリノイ州シカゴ発】カブスは20日(日本時間21日)、首の張りで故障者リスト(DL)入りしていた上原浩治投手(42)を出場選手登録したと発表した。その上原はブルージェイズ戦で即登板。3―3の延長10回に6番手でマウンドに上がり、2/3回を2安打2失点1四球だった。勝敗は付かなかった。チームは延長10回にアビラの右前適時打で6―5とサヨナラ勝ちした。

 上原は先頭のドナルドソンに遊撃内野安打を許すと、続く3番スモークは中飛。4番バティスタの初球に捕手の軽率な返球が三塁前に転がる“珍プレー”の間に走者は二進。ベンチは敬遠を指示して一死一、二塁。5番バーニーは中飛に打ち取ったものの、6番ピラーにカウント2―2からの7球目を右前に勝ち越し適時打とされ、ここで降板した。救援したウィルソンが次打者を四球で歩かせて二死満塁とすると、青木に押し出し四球を与えて上原の失点は2になった。

 上原は8日(同9日)のジャイアンツ戦で7回に登板した際に首の違和感を訴えて6球で降板。翌日にDL入りし、その後は遠投や投球練習で調整していた。