【高校野球】2回戦敗退 秀岳館に受け継がれる“鍛治舎レガシー”

2017年08月18日 16時30分

選手を慰めながら引き揚げる秀岳館・鍛治舎監督(左)

ズームアップ甲子園】昨春から3季連続甲子園大会ベスト4の秀岳館が広陵に敗れた。名将・鍛治舎監督は今夏限りで退任する。ナインは日本一での恩返しを目指していただけに、無念の2回戦敗退となった。

 そんな中、ある選手はこう言い切る。「鍛治舎野球はデータ野球。グラウンドには『本部』と呼ばれる資料庫があって、膨大な量の対戦データが保管されています。データ解析のノウハウは選手全員が共有しているので、監督がいなくなって急に弱体化することはない」。打撃リーダー、守備走塁リーダー、投手リーダーといった役割をそれぞれ選手が務め、プロのコーチさながらに後輩に技術を継承。実際、熊本県大会準決勝、決勝と監督が体調不良で不在のなか、選手たちだけで作戦を立てて勝ち上がってきた。

「後継者はいますから、後のことはまったく心配していません。自分がいなくてもゲームを進めてくれましたから」と鍛治者監督も言う。“鍛治舎レガシー”はこの先も秀岳館にしっかりと受け継がれる。