なぜ?花巻東出身ばかり「私服難民」

2013年01月11日 11時00分

 日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18=花巻東)が9日、千葉・鎌ケ谷の勇翔寮に入寮した。かつてダルビッシュの使用した404号室に荷物を運び込んだ160キロ右腕は「今日から、ここからスタート。身の回りをしっかり整えて野球のできる環境をつくりたい」。入寮3時間後には同期入団の選手とグラウンドに出て始動。ランニングと約70球のキャッチボールを披露した。

 その大谷は、この日の入寮で4年前に鳴り物入りで西武に入団した母校の先輩・菊池雄星と同じ轍は踏まなかった。

 先輩同様、私服を一着も持っていないという悩みを抱えていたものの「いとこに頼んで洋服を買ってもらいました」と危機を未然に回避した。

 そもそも、なぜ花巻東のドラ1ばかりに“私服難民”の話題がつきまとうのか。同校関係者は「田舎の野球部員は日頃、私服を着る機会がほとんどない」と都会の高校生との違いを強調したうえで「休みの日も悪さができないよう、外出時に制服着用義務がある」と裏事情を語った。なんでも岩手県内の野球部に共通する規則だそうで、これに従えば必然的に私服は必要ないというわけ。

 いずれにしろ今の大谷に必要なのは、おしゃれな私服ではなくグラウンドで着るユニホーム。野球に集中する意味でも余計な情報には無頓着でいいのかもしれない。