衣笠氏からドラ1高橋に「プロの心得」

2013年01月10日 11時00分

 広島のドラフト1位・高橋大樹外野手(18=龍谷大平安)が9日、広島・廿日市市内の大野寮に入寮した。新生活のために数ある荷物を運び入れたが、中でも最も大切にしているのが母校・龍谷大平安、そして赤ヘル軍団の大先輩・衣笠祥雄氏からプレゼントされた「忍耐」と書かれた色紙。“鉄人魂”を引き継ぎ、衣笠氏にも負けないような大選手になるつもりだ。

 すがすがしい第一歩となった。寮生活についての説明などを受け荷物整理を終えた高橋は「いよいよという感じがする」と引き締まった表情を見せた。入った部屋はかつて前田健や野村が使用した“出世部屋”の104号室。「僕で(出世の流れが)途切れないようにしたい」と先輩たちに負けない活躍を誓った。

 入寮を控えた7日のことだ。龍谷大平安で練習終了後に、同校OBでありカープの大先輩である鉄人・衣笠氏との初対面が実現した。焼き肉をつつきながら約2時間にも及んだ食事会では「子供は大切にしろ。サインをもらってそれを糧に頑張る人もいる」とプロとしての心得を叩き込まれた。「(衣笠さんの)プレーは実際には見たことはないんですが、話が上手で説得力があって、自分の考え方が変わった。そういうふうに考えていかないといけないんだなということが分かった」と鉄人の言葉に感激。プロとして多くの人を喜ばせることを誓い、この日も早速、ファンに快くサインに応じていた。

 心構えについてだけではない。「打つときに右脇がぐっと入っていないといけない。脇を上げないほうがいいよと言ってもらった」と、一流スラッガーとになるためのアドバイスももらったという。食事会の最後には「忍耐」と書かれたサイン色紙をプレゼントされた。高橋は「一生懸命やれということだと思う」と、これを部屋に飾り、プロ生活を送っていくつもりだ。

 今日10日からは新人合同自主トレが始まる。「初めて入るのでビックリすることばかりだと思うが、それを自分の経験にしてやっていきたい」。コイの黄金ルーキーは“鉄人魂”でプロの世界を進んで行く。