ダル部屋から始まる大谷伝説

2013年01月10日 10時58分

 日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18=花巻東)が9日、千葉・鎌ケ谷の二軍勇翔寮に入寮し、すぐに始動した。

 午前11時、父・徹さんの運転する車で到着した大谷は、かつてダルビッシュも使用していた404号室に荷物を運び入れた。

「内野用のグローブを一応作っておきました」。期待される二刀流に備え投手用と内外野の3タイプのグラブをメーカーに発注。前々日には散髪もすませた。万全の態勢でこの日を迎え「今日から、ここからスタート。身の回りをしっかり整えて野球のできる環境をしっかり作りたい」と決意を新たにした。

 入寮後、部屋の整理をして昼食を取ると、午後2時前には同じくこの日入寮したドラフト3位・鍵谷、同5位・新垣の両投手とグラウンドに出て練習を開始。約30分のランニング、約15分のキャッチボールを行い、柔らかいフォームから回転のいいボールを70球ほど集まった約80人の報道陣、ファンに披露した。

「久々にグラウンドでできてよかった。(岩手では)体育館とか下が硬いところでやっていたんですごく走りやすかった。(50メートルほどの)長い距離を投げるは久々で指にかかったボールはよかった」と大谷。キャッチボールの相手をした鍵谷は「とにかくいいスピンでいいボールがきていた。それは遠投でも変わりなく(ボールが)落ちることなく真っ直ぐきていた」と160キロ右腕の実力の片鱗を感じ取っていた。

 また練習後には集まった40人ほどのファン一人ひとりに丁寧にサインを書いた。「エースで4番」という漫画の世界でしかありえなかった前人未到の挑戦が、ここ鎌ケ谷から始まろうとしている。

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