東浜 沖縄の“守り神”と入寮

2013年01月10日 10時55分

 ソフトバンクのドラ1右腕・東浜巨投手(22=亜大)が9日、福岡市東区にある西戸崎合宿所に入寮した。プロ1年目に向けて持参したのは、体長30センチにも及ぶシーサーの置き物だ。今日10日からは新人合同自主トレがスタートする。今季の新人王最右翼ともいわれる黄金ルーキーは沖縄の“守り神”に見守られながら、プロとしての第一歩を踏み出す。

 寮に到着した東浜が送られてきた段ボールの中から真っ先に取りだしたのは、沖縄で悪霊を追い払う魔除けとされるシーサーの置き物だ。雄と雌の1対で、体長はおよそ30センチとかなり大きい。

「沖縄の知人の方から持っていけとプレゼントとしていただきました。シーサーは守り神ですから、それがあるだけで心強いです。自分が入る部屋を見て、どこからでも見えるところに飾ろうと思います」

 ただのシーサー像ではない。沖縄で指折りのシーサー職人として知られる新垣光雄氏が手作りしたもので、世界に一つしかない。屋根などに飾られるものと違って室内に置かれることを想定し、本来の立ちのポーズではなく、地面をはっている姿勢を取っている。とても珍しいタイプだ。 

 本来なら発注を受けてから完成までには約2か月かかる。だが新垣氏は東浜の入寮に合わせて2〜3週間で仕上げた。「大地に踏ん張って強い選手になってほしい」と思いを込めたという。

 目指すは新人王だ。「即戦力として評価してもらってると思う。1年目から結果を出せるように、総合力で勝負していきたい」と話す。今日10日から始まる新人合同自主トレに向けても気合十分だ。

「これからが本当のスタートという気持ち。(練習では)股関節のまわりや体幹などを鍛えて強くしていきたいなと思っています」

 寮の部屋から鷹軍の本拠地であるヤフードームを望み「1日でも早く、あの球場のマウンドに立って投げられるようにしたい」と誓った鷹の黄金ルーキー。シーサーの“魔除けパワー”で視界は良好だ。