阪神・藤浪 新サインは“ペレ流”

2013年01月12日 16時00分

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)が8日、兵庫・西宮の合宿所「虎風荘」に入寮した。心身ともに鍛える“虎の穴”に足を踏み入れて気合満々の金の卵だが、思わぬ宿題を課された。ファンサービスには欠かせない新サインの考案だ。何とサッカーの王様・ペレ氏に学べ、という仰天指令も飛び出した。

 

 期待の新人に割り当てられたのはかつてのエース・井川慶(33=現オリックス)が生活した出世部屋。「(井川は)直球が150キロを超えてチェンジアップがすごいという印象があります。そういう選手になりたいです」と目を輝かせた。そして「研究のため」とダルビッシュ有投手(26)など好投手の投球シーンを編集した動画をダウンロードしたパソコンを持ち込むなどプロでの活躍に向けて準備は万端だ。

 

 言動も優等生で現状では非の打ちどころのない藤浪だが、ここにきて、ある問題が指摘されている。それがサインだ。ある球団関係者は心配げにこう説明する。

 

「今のままだと危険じゃないか。藤浪のサインはそれなりに崩れてはいるものの画数も多い。きっちりした性格の通り丁寧で書く際の筆圧が高いんです。スッと払うところもない。このサインのままでは負担が大きくなってしまう。これから何千、何万枚と書くことになるわけだから、肩や肘、手首に負担がかかるかもしれない」

 

 そこで「もっと楽に書けるものに早く改造することになるでしょう」(球団関係者)とサインの改良を指示することになった。モデルはサッカー・ブラジル代表のエースとして3度のW杯優勝に導いたペレ氏だ。「Pele」の4文字をつなげて流れるように書かれている。最近ではタレントの木梨憲武がバラエティー番組などで模倣することで国内でもよく知られており、時間も負担も少ない究極のデザインだ。

 

 球団では「できるだけ多くの人にサインしてあげてほしい」とファンサービスを徹底させる方針で、右手に負担がかからないサインへの改良が急務となっている。各地でサイン攻めとなることが確実なだけに、ペレ氏を参考に一日も早く宿題をクリアする必要がありそうだ。