巨人・岡崎郁スカウト部長(56)が31日、スカウト会議後に東京・大手町の球団事務所で報道陣に対応し、“怪物スラッガー”早実・清宮幸太郎内野手(3年)について言及した。

 今秋のドラフトの目玉とされる清宮は前日(30日)に行われた第99回全国高校野球選手権西東京大会決勝(神宮)で敗退。今後の進路について明言しておらず、その決断に注目が集まっている。

 岡崎部長は「我々はどうすることもできないことなので。プロ志望届が出るか、出ないか。今どうこうということはないですね」と静観の構えを見せた。

 清宮の甲子園出場はかなわなかった。しかし「これから甲子園に出て、評価を上げるとかいうものではないと思う」(同部長)とトップクラスとしてきた評価を不変とした。さらには「僕もそれなりに野球というものをやってきて、彼のバッティングの技術なりスイングスピードを見ていて、トップクラスであることには違いない。タイミングの取り方であったり、柔軟性だったり、トップからインパクトまでの速さであったり、一番大事なものはあるように思います」と絶賛した。

 巨人のみならず各球団が熱視線を送る中、清宮はどんな結論を出すのか。