“阪神の歴史”に挑戦した西岡

2013年01月11日 16時00分

 阪神・西岡剛内野手(28=前ツインズ)が7日、大阪・吹田市内で自主トレを公開した。大阪桐蔭の後輩・中田翔外野手(23=日本ハム)ら5選手とともに汗を流したが、西岡の姿にチーム内から「歴史に挑戦するとはさすが!」と絶賛する声が飛び出した。いったい何が起こったのか――。

 

 キャッチボールやノック、ダッシュをこなした西岡は「走るメニューが多くなる。体幹を鍛えて打撃に生かす。(シーズンで)しっかりしたスタートを切りたい。全試合に出る」と意欲的に語り、中田にも「お互い切磋琢磨して頑張れれば」と闘志を燃やした。

 

 その姿に球団関係者も目を細めるばかりだが、感心させたのはそれだけではない。この日着用していたTシャツだ。背中に「TEAM TSUYOSHI」と印刷され、色はロッテ時代からお気に入りの赤。西岡は「(自分は)赤のイメージが強いんで。ロッテの時も(リストバンドなどに)赤は入っていましたし」と説明。自主トレに参加した6人全員が深紅のTシャツを着用し、今後もイメージカラーにすることをアピールした。

 

 この「赤軍団」が虎関係者の琴線に触れた。赤と言えば新庄剛志氏(40)と赤星憲広氏(36)という絶大な人気を誇ったOB両名のイメージカラーで、阪神では特別な意味を持つ。身に着けることは新庄氏や赤星氏のようにチームをけん引することを宣言したも同然だ。

 

 球団関係者も「うちで赤を強調すると、どうしてもあの2人と比べられる。それでも着るということは相当な覚悟と決意があるということだ。頼もしい」と評価。あえて高いハードルを設定したことに「自分をそこまで追い込むとはさすが」(前出の関係者)と称賛を浴びたわけだ。

 

 西岡が「赤」の先輩2人を超える活躍を見せれば、チームの優勝も見えてくる。その思いを表現したことで西岡の評価は早くも急上昇となった。