【テキサス州アーリントン27日(日本時間28日)発】レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)は26日(日本時間27日)、本拠地でのマーリンズ戦に先発し、2本塁打を含む9安打で自己ワーストの10失点、今季最短の3回2/3で降板した。自身5連敗で、シーズン自己最多に並ぶ9敗目(6勝)を喫した。1イニング8失点も自己ワーストだ。6番・右翼でフル出場したマーリンズのイチロー外野手(43)との3年ぶりの対戦は遊ゴロ、右中間適時二塁打だった。

 一夜明けた27日(同28日)、テキサスの地元メディアは暗い論調だ。ダラス・モーニング・ニューズ紙(電子版)は「精彩を欠いたダルビッシュはキャリア最多失点を許した」と失望。フォートワース・スター・テレグラム紙(電子版)は「キャリア最悪のパフォーマンスはレンジャーズでのラスト登板かも」との見出しで「もしレンジャーズでのダルビッシュが終わるなら、もやもやを残していくことになる」と報じた。レンジャーズ公式サイトも「トレード期限を前に有が最悪の登板」と伝えた。ウエーバーなしでトレードできる期限は米東部時間31日午後4時(同8月1日午前5時)。ダルビッシュは次回登板でどの球団のユニホームを着ているのか。